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国際観光ビジネス学科の学生が外国人観光客のためのオリジナルルートマップを三田市観光協会に提案

2022.01.19

お知らせ

経営学部,国際観光学部,産官学連携

2022年1月12日(水)、経営学部 国際観光ビジネス学科5名の学生が「Research & Presentation 2」(指導担当 デイヴィス恵美講師)の授業で、本学と授業連携協定を結ぶ三田市観光協会の方々をお招きし、もっと多くの外国人観光客に三田市を訪れてもらうための企画として、オリジナルのルートマップを提案しました。

<当日のご来賓>
インバウンド広域連携部会部会長 高山壽弘氏(道の駅神戸フルーツフラワー大沢 株式会社北神地域振興 専務取締役)
三田市観光協会事務局長 藤原利夫氏
三田市観光協会 谷本真梨子氏

国際観光ビジネス学科では1年生から段階的に基礎力を高め、3年生以降はより専門分野においても運用できる英語力をつけるカリキュラムを実践しています。「Research & Presentation 2」は、3年生以上の学生が履修する科目で、観光分野での専門的知識を土台に社会で貢献できる企画提案を英語で行えるようにするための実践的な授業です。今回も、2021年度前期から引き続き兵庫県三田市観光協会からサポートをいただきました。
三田市は本学が位置する大阪から約1時間圏内にあり、自然豊かなロケーションで、日本観光立国化計画のうち、最も力を入れて推進していかなければならない「地方都市へのインバウンド観光誘致」という目標にチャレンジしています。

学生はまずインバウンド観光誘致のための方法について、国内外の観光地を対象に2次的資料を使ってリサーチし、相互プレゼンテーションを繰り返しました。その上でそれぞれの発表資料をKJ法という研究手法を使って融合し、インバウンド観光における成功の秘訣をまとめ上げました。3年生、4年生にとって文献リサーチはこれまで何度も経験していますが、本授業では新しい研究手法を取り入れ、学士課程の最終的なゴールである卒業論文に繋げることも意識して取り組みました。


▲発表の資料から抜粋

学生が導き出したインバウンド観光誘致の秘訣として最も大切なことは、
「旅行経験にストーリー性を組み込むこと」
「絶対的な観光資源がなくても、アイデア次第で生み出すこともできる」ということでした。

多くの魅力的な観光スポットはあるものの、それぞれが立地的に分散していることが三田市の観光において最大のチャレンジです。そこで、学生は「Woodland in Kansai (関西の森)」というテーマでウォーキングルートマップを作成するというアイデアを企画することにしました。11月27日(土)には、秋晴れの中、学生は実際に自分達のルートマップを歩くためにフィールドワークも行いました。


▲フィールドワークでの様子


▲ルートマップ

今回の企画提案のため、学生は手作りのルートマップを大きなポスターに仕上げました。自分達が歩いて撮った多くの写真と、オリジナルのストーリー(英語)をルート上に配置し、目で見ても楽しんでいただけるものに仕上げました。ご来賓の方々からは、このポスターを前にさまざまな質問がありました。

三田市観光協会からは、
「普段何気なく見ている風景でも、地元の人ではない学生たちの目には全く違うように見えることに大きな発見をした」
「専門知識とデータ分析、また実際の現地フィールドワークなどに基づいたものであり、非常に説得力がある」
「三田が地元である自分達にとっては、このルートを『歩いて』体験することなど思いつきもしなかった」
「ぜひこのルートマップをデジタル版にしてインバウンド誘致用に設置しているホームページ上で紹介したい」
などのご講評をいただきました。


(前列左から:谷本氏、高山氏、藤原氏、後列左から:デイヴィス講師、3年上山彩乃さん、3年西尾萌絵果さん、4年ヴー ホアン リンさん、3年菅柚稀さん、3年韓豊遠さん)

国際観光学科では、今後も引き続き学生が課題解決のための実践的な能力や経験を身につけていくとともに、学生の視点を活かした大胆な提案等を通じて、地域貢献と人間力の両面で成長していく機会を提供していきます。